雑記 人を人たらしめるものとは? 弟が宙を見つめ、にやにやしている。たまに独り言をつぶやき、独りでけらけらと笑っている。見慣れた光景ではあるが、それを目にするたびに僕は思う。人はどこまでが人であるのか?どこまで成り立っていれば人と呼べるのか?意思疎通を図ることができなってし... 2024.11.26 雑記
雑記 希望の種 僕が子どもの頃であったろう。まだ二十歳になった自分さえも想像できていない頃。たくさんの種を蒔き。その成長を楽しみに待っていた。毎日ちゃんとお水をあげていたのかな?毎日ちゃんとお日様に当てていたのかな?ちゃんとお世話をできていたのかな?いくつ... 2024.11.26 雑記
雑記 翁面 突然始まった。身体の震えが止まらない。吐き気もする。原因はわかっている。心の問題だ。心臓が脈打つたびに、身体全体が呼応するようにびくびく動く。仕事にならない。だけど、やらければならないことがある。頭が働かない。だけど、やらければならないこと... 2024.11.25 雑記
雑記 嫉妬の炎 「普通」というものに嫉妬していた。普通の親、普通の兄弟、普通の友人。その他多くの普通。身に余る富や名声などいらない。ごくありふれた人生でよかった。両親がおり、兄弟がおり、友人がおり、各々の家庭があり、各々が幸せに暮らし、時に集い、笑いながら... 2024.11.24 雑記
雑記 喪に服す 静かな一日だ。今日が終わっていく。まだ嗚咽は止まらない。だけど海は凪いでいる。嵐はもうこない。慣れないことをして、背伸びをして。挙句の果てに転んで、転びに転び続けてやがて止まった。全身傷だらけだ。雨風にさらされ、傷口は乾くことなく、開いたま... 2024.11.24 雑記
雑記 白虹貫日 叱られてしまった。今はもう亡き人に。恐ろしいほど澄んだ青い空。すべてが吸い込まれそうだ。冬支度を始めるそんな季節。秋の晴天は優しい色で虚しい気持ちを吸い上げていく。心のすべてを持っていてくれる。残された抜け殻は冬支度を始める。今年も来年まで... 2024.11.24 雑記
雑記 篝灯籠 午前3時。まだまだ眠れないようだ。血管にこびりついてしまった、甘美な毒はまだ抜け切れていない。心は落ち着いている。終わりが見えてきた。あともう少し。あともう少しで僕はまた、抜け殻となれる。蓋をしなければ。これからはちゃんと隙間を埋めておかね... 2024.11.24 雑記
雑記 Various Nations ここは出口なのか?気分が軽い。頭が冴えている。後ろを向いたままだが、前に進もうとしている。溶け始めた。また、心を失くして生きていく準備が始まっている。僕は変わることはない。また、逃げる準備を始めている。それでいい。それが唯一の生き延び方だ。... 2024.11.23 雑記
雑記 My Bittersweet Lullaby 今日も眠れない。毎日同じことばかり書いている。でもこうしていないと落ち着かない。夜が恐い。空虚な時間だけが流れている。一秒一秒が長い。頭が重たい。膿が溜まっている。そっと息を吹きかけて蠟燭の火を消すように、読みかけの本をそっと閉じるように、... 2024.11.23 雑記
雑記 人に夢 僕は普段あまり夢を見ない。いや正確には夢は見ているのだろうけど、覚えていない。いつの間にか眠ってしまい、アラームで目が覚める。それはまるで時間だけが吹き飛ばされたような感覚だ。夢を見るときはその多くが悲しい夢で、泣いて目が覚める。涙がたくさ... 2024.11.22 雑記