雑記

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Graviton

誰か僕の記憶を消してくれないか?誰でもいいし、どんな方法でもいい。過去の記憶をすべて消し去ってくれてもいい。感情もいらないんだ。抜き取ってくれないか。僕が僕である必要もない。淡々と時を刻む時計になりたい。止まってしまったら捨ててくれ。
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アーモンドの木の枝

とりわけゴッホの作品の中で一番好きな絵。兄弟の強い絆を感じさせる。僕もこの絵のおかげで自身を奮い立たせてきた。ただもう、今は、どうだろうか。もう気力も体力もない。きつい。若いころは、もう少し明るい未来が待っているだろうと今を頑張れば報われる...
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先送りの人生

親の借金を背負うことにした。多少は死ねない理由にもなると思う。暇つぶしにもなるだろう。自分にもちっぽけな正義感みたいなものがあってよかったと思う。どんなものであれ、責任感を感じる自分であってよかったと思う。とりあえず当分は金の工面に頭を悩ま...
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頭がおかしくなりそうになる。すでに心は病んでいるのはわかっている。それに今に始まったことではない。ただもう許容範囲を超えてきてしまっているのかもしれない。もう自分一人で抱えるのに限界がきているのかもしれない。今はひたすら楽になりたくてしょう...
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matryoshka

日本にもこんな音楽を作成する人たちがいるのだな、と感動をした。シガー・ロスのアゲイティス・ビリュンを聴いたときと同じ感動を覚えている。幽玄で幻想的、だけどどこか日常の延長線上のような景色。声質、歌い方がものの見事にサウンドと嵌っており、内省...
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人を人たらしめるものとは?

弟が宙を見つめ、にやにやしている。たまに独り言をつぶやき、独りでけらけらと笑っている。見慣れた光景ではあるが、それを目にするたびに僕は思う。人はどこまでが人であるのか?どこまで成り立っていれば人と呼べるのか?意思疎通を図ることができなってし...
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希望の種

僕が子どもの頃であったろう。まだ二十歳になった自分さえも想像できていない頃。たくさんの種を蒔き。その成長を楽しみに待っていた。毎日ちゃんとお水をあげていたのかな?毎日ちゃんとお日様に当てていたのかな?ちゃんとお世話をできていたのかな?いくつ...
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翁面

突然始まった。身体の震えが止まらない。吐き気もする。原因はわかっている。心の問題だ。心臓が脈打つたびに、身体全体が呼応するようにびくびく動く。仕事にならない。だけど、やらければならないことがある。頭が働かない。だけど、やらければならないこと...
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嫉妬の炎

「普通」というものに嫉妬していた。普通の親、普通の兄弟、普通の友人。その他多くの普通。身に余る富や名声などいらない。ごくありふれた人生でよかった。両親がおり、兄弟がおり、友人がおり、各々の家庭があり、各々が幸せに暮らし、時に集い、笑いながら...
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喪に服す

静かな一日だ。今日が終わっていく。まだ嗚咽は止まらない。だけど海は凪いでいる。嵐はもうこない。慣れないことをして、背伸びをして。挙句の果てに転んで、転びに転び続けてやがて止まった。全身傷だらけだ。雨風にさらされ、傷口は乾くことなく、開いたま...