今日も眠れない。
毎日同じことばかり書いている。
でもこうしていないと落ち着かない。
夜が恐い。
空虚な時間だけが流れている。
一秒一秒が長い。
頭が重たい。
膿が溜まっている。
そっと息を吹きかけて蠟燭の火を消すように、
読みかけの本をそっと閉じるように、
眠りにつくためにそっと目を閉じるように。
そっと、終わってくれたらいい。
続きがあるのかわからない。
なくてもいい気がする。
優しくしてほしいのかわからない。
されなくてもいい気がする。
終わってくれるのなら。
もう何も始まらなくていい気がする。
すべてがどうでもいい気がするんだ。
どうでもいいんだ。
頭を割って、僕というものがそこにいるのなら、引きずり出したい。
心臓を破り、心というものがそこになるのなら、引きずり出したい。
あくびが出る。
眠いせいなのか、こんなブログを書いていることに飽き飽きしているせいなのか。
なのに眠ることができない。
眠ることがこんなにも難しいことだなんて。
朝が来ることにこんなにも怯える日がくるなんて。
夜が来ることが恐ろしいと感じる日がくるなんて。
眠れなくなると朝も夜もとたんに恐れるものと変わってしまう。
ただ朝と夜だけじゃない。
日中は日中で同じことについて、繰り返しの問答が始まる。
問いかけて、答える。
だけどその答えは答えになっていない。
何故ならその答えは僕自身が知りうるものではないからだ。
勝手に都合のよい答えを作り出しているだけ。
問いかけても何も返ってこないことを恐れ、答えにならない答えを作り出しているだけ。
何度も。何度も。
疲弊してもなお、問答は繰り返される。
もはやどうでもいいのに。
もう諦めていた人生だった、捨てていた人生だった。
始めからこうなることはわかっていたんだ。
なのに、それなのに、僕は夢を見てしまった。
もしかしたら、ひょっとしたら、奇跡が起こるなら、これは最後の希望なのかもしれない。
そう思ってしまった。
だけどこんなにもまだ、本気で人を好きになれる自分がいたなんて。
そんな自分に驚いたんだ。
そんな自分が好きになった人に夢を見たんだ。
勘違いもするだろう?
奇跡なんかを期待してしまうだろう?
変わっていくのかもしれない、と。
自分は変われるのかもしれない、と期待してしまうだろう?
正当化したいわけじゃない。
愚かな主人公へのちょっとした同情だ。
別に慰める言葉もない。
掛けてやりたい言葉もない。
毎日、疲れて、眠れず、蔑んで、不貞腐れて、妬む。
単調で退屈でつまらない、延々と同じ日常が繰り返されるモノクロで無音の映画。
エンドロールまでまだ先か?すぐそこか?
リールが回る音だけがカタカタ鳴り響いている。
不協和で歪な子守歌のように。
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